[介護中]まだ母から習うことが多い
- cqtc00h
- 2 日前
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年配の友人が多かった私
私は、いつも10-20歳年上の友人達が多かった。もう、身動きが取れないとかで、疎遠である。いつも、歳上の女性から、色々なことを教わって、私はとても楽しかったのです。
もう、あの当時、100歳を超える母がいた人がいた。今でも、「母は母、いろんなことをまだまだ、教えてくれるのよ」と話していた。もう、施設に入っていた、友人の母の話だった。まさに、今、そうだと感じることは多い。
私は、介護で、今、母と同居しているが、まだまだ、教わることは多い。母は、ものを大切にする。これは、私には、敵わない。ある日、いつものように個包装になった花かつおを買っていたのですが...母は、大袋に入った花かつおを私に買ってくるように言ったのです。パサパサすぐになるのになぁ。と思いながら、買ってくると、瓶に詰めたのです。

こんな大きな袋に入っているのに、入るのかな?って思いながら、入れていると、ぎゅうぎゅうと、手で、無理やり押し入れたような感じで、コーヒーの瓶に入れた。

無理やり、瓶にたくさん入った花かつおは、乾燥剤も入れないのに、いつまでも、新鮮で美味しい。小さな小袋に入っている花かつおより、大ぶりで、花かつおも上質に感じる。ああ、こうやれば、乾燥もせずに、いつまでも、鮮度を保ちながら、美味しい花かつおをお安く買えて、使えるんだと、今更ながら、知ったのである。
ふりかけも、専用の瓶があって、詰め替える。

元々、これは、ふりかけの瓶で、買ったら、これだけ入っていたそうですが、もう、今では、2袋分、入れても余っている。大きいので、少々、湿気るが、見た目が上品で、とても、丁寧な暮らしを感じる。余ったおかずやご飯も、食べれば減るので、その度に、パックを入れ替えて、ちょうどに入るパックに入れ直す。空気にあたる面積が減るので、食品が傷むのが遅くなる。
ちょっとしたことだけれども、こういう、丁寧な暮らしを見て、私は、日々、いろんなことを習いながら、介護している。やはり、「母は母」だなぁ。ってつくづく感じるのです。
親子関係を見直す機会?
介護は、大変だけれども、視点を変えれば、色んなことを教えてくれるし、かけがえのない時間だと、思うことも多い。
日に日に、回復する母を看て、介護期間は長くなることは、もう、周りも、悟っている。私も、そうだ。
母は、かかりつけの医師に、相談したそうで、自分が長生きなので、ちょっと、遠慮があったようだった。そうしたら、医師は「誰でも、いつかは、死ぬんだからね」と言われたそうです。
こうやって、遠慮しながら、介護されるのも、苦しいだろうし、周りも大変です。でも、こういう時間は、きっと、自分の子供や周りの人も見ているだろうし、今やすぐに、老人ホームっていうことも、難しいようなのです。(これは、またの機会に書きます)
だから、老人が社会で、ごく自然に、混じり合っていくような社会ができれば、いいな。って思う。だって、高齢化社会なんだから、施設は、もう足りないのですから。
介護生活は、「人生終わり」って言葉がよく囁かれているようだけれども、自分も、いずれ、老人になるのだから、親の姿を見れは、人生終わりとか、言わずに、ごく当たり前に、助け合いながら、温かい親子関係で居れたら、私は、幸せだと思う。見返りを求めるわけではないけれども、温かい、親子関係をつくる機会になれたら、幸せだと思う。
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