世界中の国の価値観が、徐々に変化してきている。昔の紙幣制度は、金本位制度といわれ、金を通貨の単位として扱われ、金の保有のない国は、多くの紙幣は発行できなかった。これが、不都合になり、いつしか、紙幣本位制度になった。これは、よく知られることです。
1985年にプラザ合意があった。そうして、世界の通貨は、変動性になった。この趣旨は、米国の貿易赤字を解消するために行われました。そうして、今現在も、米国ドルは、世界の基軸通貨です。
しかし、米国は、金利を上げたりいろんなことをして、通貨の価値を維持しようとしている。私は、米国は、色んな矛盾を排除しながら、この資産インフレ、物価インフレを起こして、なんとか、今の世界の経済の1番にいると感じています。
なぜなら、日本は、近隣諸国に物価の安い国があり、日本国内で生産すれば、製品に競争力がなくなる。だから、企業は積極的に海外進出をし、それは、世界各地に企業は、根付いている。
日本で、100円で買えるものも、米国では、地域的にも物価の安い国には、隣接しておらず、同じ製品が2-3倍する。これを日本の国力がなくなったせいだと、言う人々もいる。しかし、地域的に日本は、物価の安い隣国が多いので、仕方ない。
話は戻るけれども、プラザ合意により日本は、相当のダメージを受けた。けれども、これは、自前主義から、多国籍企業へと遂げる、要因となった。そうして、密かに時代は、動いている。
日本は、国民の年金で日本企業の株を買い始めた。そうして、運用をしている。世界の中央銀行は、米国ドルを買い控え、ゴールドを買い付けている。それは、自国通貨の弱い国が、その傾向が強い。
確かに、米ドルは、決済しやすい。けれども、保有するには、少し危うい雰囲気が漂っている。米国の株式は、過去ずっと右肩上がりです。けれども、それは、世界の中からすれば、非常に珍しいことで、それは、色んな政策をしながらのことです。ゴールドの価格は、上がり続けている。
確かに、米国は、GAFAMといった企業がある。けれども、それは、多分、米国の企業ではなく、日本企業のように世界的企業になり、米国だけに、富をもたらす企業ではなくなる。この先、米国の物価が今より、高くなり、それと共に米国の株価が上がり続けるかは、不透明だと感じる。
なぜなら、FRBは、金利上昇をしなければ、ならない。米国のドルを維持するために。けれども、金利上昇は、株価の下落を呼ぶ。しかし、ゴールドに勝つために、永遠に金利は、上昇させなければならない。その先にあるのは、どんなことだろう。
私には、想像もつかないけれども、仮想通貨など色んな通貨が出てきています。これは、国際的な動きで、どんなに政府が制御しようとしても動かせない、大きな流れがあることだけは、事実なのです。今まで、世界の基軸通貨のドルに近い将来、何かが起こることだけは間違いない。
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